皮膚
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概要
表面から、外胚葉由来の「表皮」、中胚葉由来の「真皮」、皮下脂肪に富む中胚葉由来の「皮下組織」、続いて(皮膚ではないが)「筋膜」の順で層構造を形成。
別名
皮膚 skin
トピック
- 外胚葉由来の組織は神経の他には、メラノサイト、皮膚の表皮、男性の尿道末端部の上皮、毛髪、爪、皮膚腺、口腔・咽頭・鼻・直腸の末端部の上皮、唾液腺、水晶体など。
- 皮膚の表皮は圧力をかけると電気を生じる。ピエゾ効果をもつ[1]
- 「ば」という音を聞かせるときに、皮膚に空気を吹き付けると「ぱ」と聞こえる[2]
- 皮膚も粘膜も最表層は重層扁平上皮(内臓粘膜は単層円柱上皮)だが、皮膚は角質層があるのに対し、粘膜は一部の口腔粘膜を例外として角質層はない。皮膚には毛根、汗腺、脂腺が、粘膜には粘液腺、漿液腺がある。
- 陰核亀頭、陰核包皮は粘膜であって、皮膚ではない。
- 足の裏、手のひらなどの毛のない皮膚領域を無毛皮膚(glabrous skin)と呼ぶ。
- mucocutaneous zone 粘膜皮膚 皮膚粘膜 唇の赤唇縁、
脚注
参考図書
- 山口創『皮膚感覚の不思議』(講談社, 2006)
- Newton 感覚のふしぎシリーズ第5回 皮膚感覚のしくみ
- 傳田光洋『皮膚は考える』(岩波書店, 2005)]
- 傳田光洋『第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界』(朝日出版社, 2007)]
- 傳田光洋『皮膚感覚と人間のこころ』(新潮社, 2013)
- 傳田光洋『驚きの皮膚』(講談社, 2015)