「マイスナー小体」の版間の差分
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2016年8月21日 (日) 14:53時点における版
軽いタッチを感知し、陰核亀頭に豊富に存在するであるまいすなーしょうたい
概要
感覚の中の体性感覚である皮膚感覚の触覚に主に関係する触覚受容器の1つ。カプセルのような構造をもつ。「マイスナー小体」「メルケル触盤」「パチニ小体」「ルフィニ終末」さらに「毛包受容器」「触覚盤」などが触覚受容器と呼ばれる。
マイスナー小体は振動センサーで、40ヘルツの低周波を感知する。同じく振動センサーの「パチニ小体」は、皮膚のより深いところに存在し、250Hzを感知する。マイスナー小体とパチニ小体の2つの振動センサーで、すべる感じや、くすぐったい感じを感知する。
指先で点字を読む時にはマイスナー小体が使われている。2-9本の神経に支配。指先には1センチ平方メートル当たり、マイスナー小体が1,500個、メルケル触盤が750個、パチニ小体が75個、ルフィニ終末が75個存在し、体の中では一番密度が高い。マイスナー小体やパチニ小体は順応が早い。
別名
マイスネル小体、触小体、Meissner corpuscle
脚注
参考図書
- 山口創『皮膚感覚の不思議』(講談社, 2006)
- Newton 感覚のふしぎシリーズ第5回 皮膚感覚のしくみ
- 傳田光洋『皮膚は考える』(岩波書店, 2005)]
- 傳田光洋『第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界』(朝日出版社, 2007)]
- 傳田光洋『皮膚感覚と人間のこころ』(新潮社, 2013)
- 傳田光洋『驚きの皮膚』(講談社, 2015)