Amand-Marie-Jacques de Chastenet, Marquis of Puységur
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概説
フランスの軍人で催眠術師。フランツ・アントン・メスマーの動物磁気学をさらに発展させる。『ソナンボリズム』『ラポール』などの催眠の鍵となる言葉を造語。
別名
アマン・マリー・ジャック・ド・シャストネ・ド・ピュイゼギュール Amand-Marie-Jacques de Chastenet, Marquis of Puységur ピュイゼギュール
経歴
1751年(寛延4年)、フランスの貴族に生まれる。
1784年、フランツ・アントン・メスマーの弟子であった弟を通して動物磁気を知り、治療行為を始める。
1789年頃、ストラスブールで、動物磁気学の普及と育成のために「盟友調和協会」を設立。
1791年頃、ソワソンの市長。
1815年、「動物磁気協会」を設立。
トピック
- ピュイゼギュールの再発見をしたのは、1913年にアナフィラキシー・ショックの研究によりノーベル生理学・医学賞を受賞したフランス人のシャルル・ロベール・リシェ博士(「エクトプラズム」を造語した人物でもある)。
- 睡眠に似た状態を「人工夢遊病(somnambulisme artificiel)」と名付けた。普通の覚醒状態よりもさらに意識が明晰で、術者とラポールを持ち、命じられるままに行動し、術後には記憶を喪失する。
- 無料で治療をおこなっていた。増えすぎた患者に対応するため、彼は“磁化”した大樹を用いた集団治療をおこなう。
- 「信じよ そして 意志せよ」「私は“信じて”います。生命原理を発動させる力が私にはあると。」「私は“意志し”ます。それを活用したいと。」
- 「盟友調和協会」を設立した頃には、真に治療で必要なのは術者の意志であると考えるようになり、物理的な磁気的流体の存在を前提とした古い「メスメリズム」から訣別した。ピュイゼギュール自身は、自らは常にメスメルの忠実な模倣者であると信じていた
- 1791年頃には重症精神病の少年の治療をおこなっており、精神療法の先駆的事例。
関連書籍
- Sayuri Groemer『医療分野における催眠術の起源と展開 --古代エジプトからシャルコーまで』
脚注
関連項目
関連コラム
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