「テンプレート:タントラ概説」の版間の差分
提供:SM美容
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
1行目: | 1行目: | ||
===[[タントラ]]とは何か=== | ===[[タントラ]]とは何か=== | ||
8世紀頃に成立したインドの秘密教全体の宗教体系を指す広い意味をもつ言葉。当時既にインドには「仏教」「ヒンズー教」「ジャイナ教」が存在していたが、それらをクロスする形で独立に存在。ただし、特に「ヒンズー教」に影響を受けている。教義の説明に用いた人体図や解剖図は象徴化されたものが多く、「タントラ・アート」として芸術的にも評価されている。20世紀後半に欧米で注目される。 | |||
===[[タントラ]]の体系=== | ===[[タントラ]]の体系=== | ||
[[シヴァ]]神の妃である[[シャクティ]]の崇拝が中心。「大宇宙」と「小宇宙」、「男性原理」と「女性原理」を結びつけているのが[[リンガ]]と[[ヨニ]]とする。 | [[シヴァ]]神の妃である[[シャクティ]]の崇拝が中心。「大宇宙」と「小宇宙」、「男性原理」と「女性原理」を結びつけているのが[[リンガ]]と[[ヨニ]]とする。 | ||
===[[タントラ]]の語源=== | ===[[タントラ]]の語源=== | ||
語源としては「織機」、あるいは「横糸(スートラ)」に対する「堅糸」の意味。別説に「タン=ひろめる」と「トラーナ=救う」の組合せ、あるいは「タットヴァ=真実」と「[[マントラ]]=真言」の組合せ。 | 語源としては「織機」、あるいは「横糸(スートラ)」に対する「堅糸」の意味。別説に「タン=ひろめる」と「トラーナ=救う」の組合せ、あるいは「タットヴァ=真実」と「[[マントラ]]=真言」の組合せ。 | ||
===[[タントラ]] | ===[[タントラ]]と真言密教=== | ||
真言密教の一派、[[立川流]]を[[タントラ]]の再生とみなす考えもある。 | |||
===[[タントラ]]のキーワード=== | ===[[タントラ]]のキーワード=== | ||
[[シヴァ]]神と[[シャクティ]]、「大宇宙」と「小宇宙」、「男性原理」と「女性原理」、[[リンガ]]と[[ヨニ]]、[[チャクラ]] | [[シヴァ]]神と[[シャクティ]]、「大宇宙」と「小宇宙」、「男性原理」と「女性原理」、[[リンガ]]と[[ヨニ]]、[[チャクラ]]、シュリー・ヤントラ、曼陀羅、[[クンダリーニ]]、宇宙卵、微細神、カーリー女神、ハヌマン、字母、五摩字 |
2014年9月14日 (日) 11:15時点における版
タントラとは何か
8世紀頃に成立したインドの秘密教全体の宗教体系を指す広い意味をもつ言葉。当時既にインドには「仏教」「ヒンズー教」「ジャイナ教」が存在していたが、それらをクロスする形で独立に存在。ただし、特に「ヒンズー教」に影響を受けている。教義の説明に用いた人体図や解剖図は象徴化されたものが多く、「タントラ・アート」として芸術的にも評価されている。20世紀後半に欧米で注目される。
タントラの体系
シヴァ神の妃であるシャクティの崇拝が中心。「大宇宙」と「小宇宙」、「男性原理」と「女性原理」を結びつけているのがリンガとヨニとする。
タントラの語源
語源としては「織機」、あるいは「横糸(スートラ)」に対する「堅糸」の意味。別説に「タン=ひろめる」と「トラーナ=救う」の組合せ、あるいは「タットヴァ=真実」と「マントラ=真言」の組合せ。
タントラと真言密教
タントラのキーワード
シヴァ神とシャクティ、「大宇宙」と「小宇宙」、「男性原理」と「女性原理」、リンガとヨニ、チャクラ、シュリー・ヤントラ、曼陀羅、クンダリーニ、宇宙卵、微細神、カーリー女神、ハヌマン、字母、五摩字