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*論理階型の理論=Theory of Logical Types | *論理階型の理論=Theory of Logical Types |
2017年5月28日 (日) 13:30時点における版
概要
英国生まれの文化人類学者。ミルトン・エリクソンと親交が深く互いに影響しあった。メッセージが伝えるべき本来の意味を超えて、別の意味を伝えるといった「メタメッセージ」の概念を提唱。
別名
グレゴリー・ベイトソン グレゴリー・ベイツン Gregory Bateson
略歴
1904年(明治37年)、英国生まれ。
ケンブリッジ大学で生物学。
1942年(昭和17年)、サイバネティックスと出会う。
エサレン研究所でニューエイジ運動、新しいサイコセラピーの実験。
解説
- 論理階型の理論=Theory of Logical Types
- 生物学、進化学にコミュニケーションの理論を持ち込む。
- 還元主義そのものは否定していない。最も簡潔な説明が唯一の解答と思い込むことの危険性を指摘。データはより広いゲシュタルトで理解されるべきと考える。
- 「直線的因果関係=leneal causality」ではなく「円環的因果関係=circular causality」を重視。サイバネティクスのフィードバック理論から。
- 情報は常にコンテクスト依存的で、コンテクストは常に階層的である。
- 進化するのはコンテクストである。
- 「Science probes; it does not prove.」科学は過程を向上させたり反証を加えることはできるが、それ自身の正しさを証明することは出来ない。
- シニファンとシニフィエ。
- 差異のメッセージ(=情報)は、二つ以上のものの相互作用に差異が内在するときに、その二つ以上のものによって作り出される。
グレゴリー・ベイトソンの関連書籍
- グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学』(2000)
- グレゴリー・ベイトソン『精神と自然―生きた世界の認識論』(2006)
- 野村直樹『みんなのベイトソン』(2012)
- 野村直樹『やさしいベイトソン―コミュニケーション理論を学ぼう!』(2008)