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*「ブリーフセラピー」は[[ミルトン・エリクソン]]の影響を受けた心理療法で短時間で問題の解決を図ろうとするのが特徴。コミュニケーションを重視し、その変化を通じて問題解決を図る。MRIアプローチ、ソリューションフォーカストアプローチなどがこの流れ。 | *「ブリーフセラピー」は[[ミルトン・エリクソン]]の影響を受けた心理療法で短時間で問題の解決を図ろうとするのが特徴。コミュニケーションを重視し、その変化を通じて問題解決を図る。MRIアプローチ、ソリューションフォーカストアプローチなどがこの流れ。 | ||
*「家族療法」は[[ミルトン・エリクソン]]の影響を受けた心理療法で、個人を取り巻く家族関係や家族員全体を対象として行う心理療法。 | *「家族療法」は[[ミルトン・エリクソン]]の影響を受けた心理療法で、個人を取り巻く家族関係や家族員全体を対象として行う心理療法。 | ||
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*[[グレゴリー・ベイトソン]] (1904-1980) | |||
*[[ジェイ・ヘイリー]] (1923-2007) ブリーフ・セラピー、家族療法 | |||
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*[[W・H・オハンロン]] (1952- ) 解決指向療法 | |||
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2019年9月19日 (木) 07:52時点における最新版
ミルトン・エリクソン(1901-1980)は米国の心理学者。医学博士。心理療法家。家族療法、ブリーフセラピー、NLPに大きな影響を与えたとされている。
別名
Milton H. Erickson ミルトン H. エリクソン ミルトン・エリクソン
経歴
1901年(明治34年)、アルバートとクララの第2子として生まれる。
6才の頃、失読症。この頃、「3」と「m」の違いが分かる。
15才、農場に若者が居つかない理由の分析を農業雑誌に投稿。
1919年、ポリオに罹患。「明日の朝までもたない」と医師に宣告。体のほとんどが動かなくなり、声もでなくなる。視覚だけが残る。
1920年、松葉杖で歩けるまでにリハビリ。ウィスコン大学に入学。
1922年、カヌーで1200マイルの川旅。5ドルをもち10週間を一人で。
1923年、ウィスコン大学にいたクラーク・L・ハル教授のもとで催眠術の研究を始める。
1927年、医学博士。心理学修士取得。
1940年(昭和15年)、マーガレット・ミードがミルトン・エリクソンを訪問。
1942年(昭和17年)、サイバネティックス学会を通じ、グレゴリー・ベイトソンとの交流が始まる。
1954年(昭和29年)、グレゴリー・ベイトソン、ジェイ・ヘイリー、ジョン・H・ウィークランドがフェニックスのミルトン・エリクソン宅を訪問してインタビュー。
1980年(昭和55年)3月25日、永眠。
1980年(昭和55年)12月、フェニックスで第1回「催眠と心理療法のエリクソニアンアプローチ国際間フェレンス」開催。
解説
- 「NLP」はミルトン・エリクソンの影響を受けたジョン・グリンダーとリチャード・バンドラーが体系化した心理技術。
- 「ブリーフセラピー」はミルトン・エリクソンの影響を受けた心理療法で短時間で問題の解決を図ろうとするのが特徴。コミュニケーションを重視し、その変化を通じて問題解決を図る。MRIアプローチ、ソリューションフォーカストアプローチなどがこの流れ。
- 「家族療法」はミルトン・エリクソンの影響を受けた心理療法で、個人を取り巻く家族関係や家族員全体を対象として行う心理療法。
ミルトン・エリクソンに影響を受けた人々
- グレゴリー・ベイトソン (1904-1980)
- ジェイ・ヘイリー (1923-2007) ブリーフ・セラピー、家族療法
- エルンスト・ロッシ(1933 - ) 心身相関治癒理論
- ジョン・グリンダー (1940- ) NLP
- ジェフリー・K. ゼイク (1947- )
- スティーブ・ランクトン (1947- )
- リチャード・バンドラー (1950- ) NLP
- W・H・オハンロン (1952- ) 解決指向療法
- ダン・ショート
- スティーブ・ギリガン (1954- ) 自己関係性理論
- ジョン・H・ウィークランド===
- バージニア・サティア 家族療法
- ポール・ワツラヴィック MRIアプローチ
- リチャード・フィッシュ MRIアプローチ
- ジョン・ベアーズ===
- デビッド・ゴードン===
- メアリーベス・マイヤーズ-アンダーソン===
- ハイム・オマー===
- ハーバート・ラスティッヒ===
- ロナルド・ヘイブンス===
- ベティ・アリス・エリクソン===
- ロキサンナ・エリクソン-クライン ===
- シドニー・ローゼン===
- ジョージ・ガフナー===
- ソーニャ・ベンソン ===
- 成瀬悟策===
- 宮田敬一===
- 森俊夫===
- 中島央===
- 苫米地英人===
ミルトン・エリクソン関連書籍
- ベティ・アリス・エリクソン、 ブラッドフォード・キーニー『ミルトン・エリクソン/アメリカン・ヒーラー』(金剛出版, 2021)
- ミルトン・エリクソン、アーネスト・L・ロッシ、シーラ・I・ロッシ『ミルトン・エリクソンの催眠の現実―臨床催眠と間接暗示の手引き』
- ミルトン・エリクソン、アーネスト・L・ロッシ『ミルトン・エリクソンの催眠の経験―変性状態への治療的アプローチ』
- ジェフリー・K. ゼイク『ミルトン・エリクソンの心理療法セミナー』
- ジェフリー・K. ゼイク・W.マイケル ムニオン『ミルトン・エリクソン―その生涯と治療技法』
- W・H・オハンロン、 M・マーチン『新装版 ミルトン・エリクソンの催眠療法入門』
- ビル・オハンロン『解決指向催眠実践ガイド』(金剛出版, 2011)
- ジェフリー・K. ゼイク『ミルトン・エリクソンの心理療法―出会いの三日間』
- リチャード・バンドラー、ジョン・グリンダー『ミルトン・エリクソンの催眠テクニックI: 【言語パターン篇】』
- リチャード・バンドラー、ジョン・グリンダー、ジュディス・ディロージャ『ミルトン・エリクソンの催眠テクニックII: 【知覚パターン篇】』
- ダン・ショート、ベティ・アリス・エリクソン、 ロキサンナ・エリクソン-クライン 『ミルトン・エリクソン心理療法: 〈レジリエンス〉を育てる』
- ジェイ・ヘイリー『アンコモンセラピー―ミルトン・エリクソンのひらいた世界』
- シドニー・ローゼン『私の声はあなたとともに―ミルトン・エリクソンのいやしのストーリー』
- ジョージ・ガフナー、ソーニャ・ベンソン 『新催眠の誘導技法―心理臨床の幅を広げる』(誠信書房, 2005)
- 日本ブリーフセラピー協会『Interactional Mind X (2017) 特集:ミルトン・エリクソンと催眠』(北樹出版、2017)
- アーネスト・L・ロッシ、マーガレット・O・リアン『催眠における生活構造のリフレーミング ミルトン・エリクソン言行録 第2巻] (亀田ブックサービス , 2012)
- アーネスト・L・ロッシ、マーガレット・O・リアン『催眠による治療 ミルトン・エリクソン言行録 第1巻] (亀田ブックサービス , 2017)
- 澤野雅樹『ミルトン・エリクソン: 魔法使いの秘密の「ことば」』(法政大学出版局, 2019.9.7)
- ジェフリー・K. ゼイク『エリクソニアン催眠誘導―体験喚起のアプローチ』(金剛出版, 2019.9.12)
- スティーブン・ギリガン『愛という勇気―自己間関係理論による精神療法の原理と実践』(言叢社, 2009)
- ロバート・ディルツ , スティーブ・ギリガン他『NLP ヒーローズ・ジャーニー: NLPとエリクソン催眠による苦境を乗りこえる4日間ワークショップ』(春秋社, 2011)
- スティーブン・ギリガン『ジェネラティブ・トランス: 創造的フローを体現する方法』(春秋社, 2014)
脚注
関連項目
関連記事
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