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*安川由貴子『'''[https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/71627/1/011.pdf 認識の変容にかかわる学習論の考察 : J.メジローの変容的学習論からG.ベイトソンを読む]'''』(2009) | *安川由貴子『'''[https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/71627/1/011.pdf 認識の変容にかかわる学習論の考察 : J.メジローの変容的学習論からG.ベイトソンを読む]'''』(2009) | ||
*安川由貴子『'''[https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/139412/1/edsy10_85.pdf G.ベイトソンのエコロジカルな思想におけ る「科学」と「芸術」をめぐる考察 : 「美的」な感覚と のインターフェイス]'''』(2011) | *安川由貴子『'''[https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/139412/1/edsy10_85.pdf G.ベイトソンのエコロジカルな思想におけ る「科学」と「芸術」をめぐる考察 : 「美的」な感覚と のインターフェイス]'''』(2011) | ||
*大沼麻実『'''[https://core.ac.uk/download/pdf/145762494.pdf Alcoholics Anonymousの回復プログラムの再考 : ベイトソンのサイバネティックス的理解を用いて]'''』(2011) | |||
*花田里欧子『'''[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/19/1/19_54/_pdf/-char/ja Gregory Batesonによる生の基準としてのメタ・コミュニケーションとその系譜]'''』(2016) | *花田里欧子『'''[https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/19/1/19_54/_pdf/-char/ja Gregory Batesonによる生の基準としてのメタ・コミュニケーションとその系譜]'''』(2016) | ||
2019年7月7日 (日) 17:04時点における版
概要
英国生まれの文化人類学者。ミルトン・エリクソンと親交が深く互いに影響しあった。メッセージが伝えるべき本来の意味を超えて、別の意味を伝えるといった「メタメッセージ」の概念を提唱。
別名
グレゴリー・ベイトソン グレゴリー・ベイツン Gregory Bateson
略歴
1904年(明治37年)、英国生まれ。
1925年, ケンブリッジ大学で生物学。
1942年(昭和17年)、サイバネティックスのマーシー会議の設立メンバー。この頃にミルトン・エリクソンとも交流が始まる。
エサレン研究所でニューエイジ運動、新しいサイコセラピーの実験。
1976年、AAASメンバー。
解説
- 論理階型の理論=Theory of Logical Types
- 生物学、進化学にコミュニケーションの理論を持ち込む。
- 還元主義そのものは否定していない。最も簡潔な説明が唯一の解答と思い込むことの危険性を指摘。データはより広いゲシュタルトで理解されるべきと考える。
- 「直線的因果関係=leneal causality」ではなく「円環的因果関係=circular causality」を重視。サイバネティクスのフィードバック理論から。
- 情報は常にコンテクスト依存的で、コンテクストは常に階層的である。
- 進化するのはコンテクストである。
- 「Science probes; it does not prove.」科学は過程を向上させたり反証を加えることはできるが、それ自身の正しさを証明することは出来ない。
- シニファンとシニフィエ。
- 差異のメッセージ(=情報)は、二つ以上のものの相互作用に差異が内在するときに、その二つ以上のものによって作り出される。
- 父親は遺伝学者のウィリアム・ベイトソン。Gregor Mendelの名を取り、Gregory Batesonと名付けた。
- 最初の妻は文化人類学者マーガレット・ミード。ミードとの娘は文化人類学者のメアリー・キャサリン・ベイトソン。
キーワード
- 「論理階型」
- 「認識論的前提」
影響を受けた人
- ラマルク
- ウィリアム・ブレイク
- サミュエル・バトラー
- R・G・コリングウッド
- ウィリアム・ベイトソン
グレゴリー・ベイトソンの関連書籍
- グレゴリー・ベイトソン『ナヴェン』
- 現代思想『特集=ベイトソン 関係性のパラドクス』(1984.5)
- グレゴリー・ベイトソン『大衆プロパガンダ映画の誕生』(1986)
- モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ―世界の再魔術化』(国文社, 1989)
- グレゴリー・ベイトソン・メアリー・キャサリン・ベイトソン『新版 天使のおそれ―聖なるもののエピステモロジー』(1992)
- メアリー・キャサリン・ベイトソン『娘の眼から―マーガレット・ミードとグレゴリー・ベイトソンの私的メモワール』(1993)
- グレゴリー・ベイトソン・ユルゲン・ロイシュ『精神のコミュニケーション』(1995)
- グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学』(2000)
- グレゴリー・ベイトソン『精神と自然―生きた世界の認識論』(2006)
- 河合隼雄、中沢新一、小林康夫、田坂広志『こころの生態系』(2000)
- 野村直樹『やさしいベイトソン―コミュニケーション理論を学ぼう!』(2008)
- 野村直樹『みんなのベイトソン』(2012)
- フリッチョフ カプラ『非常の知―カプラ対話篇』
- ドミニク・チェン『インターネットを生命化する プロクロニズムの思想と実践』
- ドミニク・チェン『未来を思い出すために』
- 渡辺徹也『グレゴリー・ベイトソンの「学習」概念について』(2002)
- 佐々木裕一『パーマリンク(Permalink):00 年代 Web における情報アクセス構造と 情報収益化モデルを決定づけた技術』
- 安川由貴子『認識の変容にかかわる学習論の考察 : J.メジローの変容的学習論からG.ベイトソンを読む』(2009)
- 安川由貴子『G.ベイトソンのエコロジカルな思想におけ る「科学」と「芸術」をめぐる考察 : 「美的」な感覚と のインターフェイス』(2011)
- 大沼麻実『Alcoholics Anonymousの回復プログラムの再考 : ベイトソンのサイバネティックス的理解を用いて』(2011)
- 花田里欧子『Gregory Batesonによる生の基準としてのメタ・コミュニケーションとその系譜』(2016)