オキシトシン

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オキシトシンの化学構造

おきしとしん

概要

下垂体後葉から分泌されるペプチドホルモン・神経伝達物質の一種。子宮収縮や乳汁分泌作用のあるペプチドホルモンとして臨床に用いられる。皮膚接触や子宮頚部への刺激でも体内放出されることから『抱擁ホルモン』『恋愛ホルモン』『愛情ホルモン』『癒しホルモン』などとも呼ばれる。

別名

Oxytocin抱擁ホルモン恋愛ホルモン愛情ホルモン癒しホルモン 絆ホルモン

構造

Cys-Tyr-Ile-Gln-Asn-Cys-Pro-Leu-Gly

トピックス

  • 闘争欲や遁走欲、恐怖心を減少させるとする報告もあるが真偽は不明。
  • 自閉症、アスペルガー症候群の治療に利用しようとする試みもあるが、研究段階。
  • オキシトシンを鼻に噴射すると他人に対する信頼性が増す[1]
  • ケラチノサイトでもオキシトシンが合成され刺激で放出[2][3]

脚注

  1. Kosfeld, M., Heinrichs, M., Zak, P.J., Fischbacher, U. & Fehr, E. Oxytocin increases trust in humans. Nature 435, 673-6 (2005).
  2. 傳田光洋『皮膚感覚と人間のこころ』(新潮社, 2013)
  3. Denda, S., Takei, K., Kumamoto, J., Goto, M., Tsutsumi, M. & Denda, M. Oxytocin is expressed in epidermal keratinocytes and released upon stimulation with adenosine 5'-[gamma-thio]triphosphate in vitro. Exp Dermatol 21, 535-7 (2012).

参考図書

関連項目

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