サイバネティックス

概要

ノーバート・ウィーナーが第二次世界大戦直後に提唱したシステム理論。グレゴリー・ベイトソンが影響を受けた。

別名

サイバネティクス サイバネティックス Cybernetics

解説

あらゆる対象をある目的を達成するために構成されたシステムとみなすのが特徴で、情報をどのように伝送し、どのように処理し、その結果を用いてどのように制御しているかを重要視。システムを「フィードバック系」と捉えたところがポイント。

情報とは伝達と解釈を媒介にした函数の中にひそむメッセージのことである。

フィードバックとは、あらためていうと、「システムが遂行しつつあるプロセスに、そのシステムが出しつつある結果を再挿入すること」を言う。

ノーバート・ウィーナーは、社会を知るには「通信と通信装置の本質を複合的に見る」ということが最も重要と考えていた。

現在の「情報科学」へとつながる。

ギリシャ語の「船の舵を取る者」を意味するキベルネテスが語源で、1834年にアンペールが政治学の統治方法として使い出す。

第二次サイバネティクスとは観察するもの自身を観察する（＝内部観察）こと

ジャック・モノーとフランソワ・ジャコブの「オペロン仮説」はサイバネティクスの影響をうけたもの。

アラン・ロイド・ホジキンとアンドリュー・フィールディング・ハクスリーは、神経細胞の活動電位の研究により、1963年度のノーベル生理学・医学賞を受賞。

関連サイト

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