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動物のもつ4つの組織、「上皮組織」「結合および支持組織」「筋組織」「神経組織」の1つ。外胚葉由来。 | |||
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*'''中枢神経系''' | *'''中枢神経系''':'''[[脳]]'''と'''[[脊髄]]'''からなる。 | ||
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*'''[[自律神経]]''':内臓の運動・知覚に関係するもの。さらに下のサブクラス。 | *'''[[自律神経]]''':内臓の運動・知覚に関係するもの。さらに下のサブクラス。 | ||
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===機能上の分類3=== | ===機能上の分類3=== | ||
*'''動物神経系''':体性運動・知覚に関する | *'''動物神経系''':体性運動・知覚に関する | ||
*'''植物神経系''':内臓運動・知覚に関する | *'''植物神経系''':内臓運動・知覚に関する | ||
==別名== | ==別名== | ||
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*外胚葉由来の組織は神経の他には、メラノサイト、[[皮膚]]の表皮、男性の尿道末端部の上皮、毛髪、爪、皮膚腺、口腔・咽頭・鼻・直腸の末端部の上皮、唾液腺、水晶体など。 | |||
==神経系の進化<ref>小泉修 「神経系の起源と進化:散在神経系よりの考察」 ''比較生理生化学'' '''33,''' 116-125 (2016). </ref>== | |||
*神経系は大きく「散在神経系」と「集中神経系」に分かれる。 | |||
*「散在神経系」はクラゲなどの放射相称動物とヒトデ・ウニ・ナマコギボシムシなどの左右相称動物>後口動物が属する。 | |||
*「集中神経系」は脊椎動物などの「背側神経系」と昆虫・軟体動物・線虫などの「腹側神経系」に分かれる。 | |||
*「背側神経系」は神経管を特徴とし、「腹側神経系」は「かご状神経系」や「はしご状神経系」の構造。「散在神経系」は「環状神経系」と「放射状神経系」。 | |||
*最も原始的な「環状神経系」でも感覚細胞、神経節細胞や複雑な神経網などをもつ。シナプス結合や非シナプス系の分泌小胞ももつ。自律神経機能、交感神経機能、副交感神経機能ももつ。初期の学習もおこなうが、連合学習までには至っていない。 | |||
*ヒドラの全ての神経細胞は感覚線毛をもつ。 | |||
*昆虫の脳(微小脳)は10<sup>5</sup>-10<sup>6</sup>の神経細胞寄り成り、頭部、胸部、腹部に[[神経節]]をもつ。 | |||
*蛸の無脊椎生物最大の脳をもち、神経細胞の数は10<sup>8</sup>と、小型ほ乳類レベル。 | |||
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2017年4月5日 (水) 21:24時点における最新版
概要
動物のもつ4つの組織、「上皮組織」「結合および支持組織」「筋組織」「神経組織」の1つ。外胚葉由来。
構造上の分類1
構造上の分類2
- 求心性神経:末梢から中枢方向
- 遠心性神経:中枢から末梢方向
機能上の分類1
機能上の分類2
機能上の分類3
- 動物神経系:体性運動・知覚に関する
- 植物神経系:内臓運動・知覚に関する
別名
トピック
- 外胚葉由来の組織は神経の他には、メラノサイト、皮膚の表皮、男性の尿道末端部の上皮、毛髪、爪、皮膚腺、口腔・咽頭・鼻・直腸の末端部の上皮、唾液腺、水晶体など。
神経系の進化[1]
- 神経系は大きく「散在神経系」と「集中神経系」に分かれる。
- 「散在神経系」はクラゲなどの放射相称動物とヒトデ・ウニ・ナマコギボシムシなどの左右相称動物>後口動物が属する。
- 「集中神経系」は脊椎動物などの「背側神経系」と昆虫・軟体動物・線虫などの「腹側神経系」に分かれる。
- 「背側神経系」は神経管を特徴とし、「腹側神経系」は「かご状神経系」や「はしご状神経系」の構造。「散在神経系」は「環状神経系」と「放射状神経系」。
- 最も原始的な「環状神経系」でも感覚細胞、神経節細胞や複雑な神経網などをもつ。シナプス結合や非シナプス系の分泌小胞ももつ。自律神経機能、交感神経機能、副交感神経機能ももつ。初期の学習もおこなうが、連合学習までには至っていない。
- ヒドラの全ての神経細胞は感覚線毛をもつ。
- 昆虫の脳(微小脳)は105-106の神経細胞寄り成り、頭部、胸部、腹部に神経節をもつ。
- 蛸の無脊椎生物最大の脳をもち、神経細胞の数は108と、小型ほ乳類レベル。
脚注
- ↑ 小泉修 「神経系の起源と進化:散在神経系よりの考察」 比較生理生化学 33, 116-125 (2016).